妊娠と便秘

 

妊娠中の便秘。これは深刻な問題。
それは妊娠と便秘は、ある意味セットであるからだ。

というのも、妊娠中は黄体ホルモンの分泌が活発になります。
そしてこのホルモンは、腸の筋肉の動きを鈍らせてしまう。
ま、生理前に便秘しやすいのも同じ理由ですね。

 

さらに、これは視覚的にもわかることですが、
妊娠するとお腹が大きくなりますね。
当然、赤ちゃんが大きくなればなるほど子宮がだんだん大きくなる。
すると子宮が骨盤の中に入り込み、
腸を圧迫するわけです。
そして腸の動きが悪くなり、便秘がひどくなるんです。

 

だから、妊娠中の便秘は、ある意味必然。
だから、とくに便秘解消のセオリーをしっかり守らなければいけません。
まずは、食物繊維や善玉菌を摂ること。
そしてもちろん、食生活の注意をしっかり守りましょう。

 

例えば、夜更かしや朝寝坊で生活が不規則になったり、
トイレに行きそびれたり、食事の時間が決まっていない。
なんて生活をしていたら、どんどん便秘が悪化します。
もちろん、運動不足もそうですね。
すでにお話していますが、体を動かすことは、
腸に刺激を与えることになります。
こういった「誰から見てもダメ！」な生活をしていたら、
便秘は決して改善しません。

 

いいですか。妊娠は病気ではありません。
ですから、怠けてはダメですよ。

もちろん、体を大切に、いたわってあげることは必要です。
しかし、それと怠けることはまったくの別。
動かなければ、運動不足が慢性的な便秘の原因になるのは当然のことです。

元気な赤ちゃんを産むためです、しっかりと体を動かしましょうね。

 

便秘を解消する神経は、副交感神経の働きです。
しかし、それは自律神経のひとつ。
そしてもう一つの交感神経をダラケさせればいいというものではありません。
あくまでもメリハリが大切です。

 

しっかりと体を動かし、交感神経を刺激する。
そして体を休めるときには、副交感神経がしっかり働く
それには、規則正しい生活が大事なんですね～。
当たり前だけど。